| 摘要 | 第3页 |
| 要旨 | 第4-5页 |
| 目次 | 第5-6页 |
| 序章 | 第6-7页 |
| 1 先行研究 | 第7-14页 |
| 1.1 これまでの『海辺のカフカ』論の整理 | 第8-12页 |
| 1.1.1 小説『海辺のカフカ』に関して | 第8-10页 |
| 1.1.2 『海辺のカフカ』論の先行諸説 | 第10-12页 |
| 1.2 本稿の構成 | 第12-14页 |
| 1.2.1 本稿の問題意識 | 第12-13页 |
| 1.2.2 研究の対象と方法 | 第13-14页 |
| 2 〈佐伯〉を「接点」とする『海辺のカフカ』 | 第14-25页 |
| 2.1 メランコリーを装置とする心理小説 | 第14-20页 |
| 2.1.1 残像化された「少年」 | 第14-17页 |
| 2.1.2 喩的な世界をめぐるメランコリー | 第17-20页 |
| 2.2 メランコリーの回路における〈佐伯〉 | 第20-25页 |
| 2.2.1 「母子」という輪の構造 | 第21-22页 |
| 2.2.2 『海辺のカフカ』における「メランコリー」の流通 | 第22-25页 |
| 3 相対化され続ける「母親」 | 第25-37页 |
| 3.1 「献身破壊」に至る母的な存在 | 第25-28页 |
| 3.1.1 甲村図書館の役割 | 第25-26页 |
| 3.1.2 「母子相姦」の存在の倫理をめぐって | 第26-28页 |
| 3.2 「暴力と性」で発動された女性の罪悪視 | 第28-37页 |
| 3.2.1 「猫殺し」と「魔女狩り」 | 第30-34页 |
| 3.2.2 「原罪」をめぐって | 第34-37页 |
| 4 「自己回復」と罪の「消去」 | 第37-42页 |
| 4.1 待望の〈新生〉 | 第37-38页 |
| 4.2 「母親」の死においてのアンチモダン | 第38-42页 |
| 5 終章 | 第42-43页 |
| 謝辞 | 第43-44页 |
| 参考文献 | 第44-46页 |
| 付録 作者在攻读硕士学位期间发表的论文目录 | 第46页 |